テ ー マ:漁海況予報の歩みと技術革新―水産資源の持続的利用を目指して
日 時:2024年3月17日(日)9:30~16:20
開催場所:東京海洋大学白鷹館 1F 講義室、オンライン併用
共 催:日本海洋学会
開催趣旨:
近年,漁海況予報が多様化しつつある.水産庁漁海況予報事業をはじめとして地方自治体,大学や公設の研究機関さらには民間企業から個別の情報発信が行われ,
また,船舶調査,衛星観測や海況予測システムに基づく多様なデータを用いて,機械学習やAI を含む様々な統計手法あるいは各種個体ベースモデル等を用いた技術革新も進められている.
これらにより漁海況予報の精度向上や運用の自動化・円滑化はどれほど進んだのだろうか?また,同じ水産庁事業内で互いに独立して実施されてきた漁海況予報と資源評価は現在どのような関係にあるだろうか?
本シンポジウムでは,古くからおこなわれてきた漁海況予報の歩みと現在の状況を整理するとともに,最先端技術を用いた漁海況予報の技術革新についても紹介する.
さらに,資源評価との関係性を振り返りながら,漁海況予報への多様なニーズを考えることで,これからの水産資源の利用や漁業の持続性について議論を深めたい.