1962年に水産海洋研究会として発足した水産海洋学会は,2012年に50周年の記念の年を迎えます.25周年および40周年の際には,国際シンポジウムを開催し,世界の水産海洋学研究を牽引してきた水産海洋学会の役割を国内外に強く印象づけることができました.その過程で,国際学術誌としてFisheries Oceanographyを発刊し,常にimpact factorが2.5前後を維持できるまでにレベルを向上させたことは,国際的に高く評価のできる本学会の実績といえます.一方,国内誌である水産海洋研究を定期的に刊行し,地域研究集会を主催するだけでなく研究発表大会を毎年実施して,学会として研究成果発表の場を提供してきました.数十年の歴史ある地域研究集会が多数開催されており,研究発表大会も例年100件を超える発表が続いているなど,順調に学会運営がなされています. そこで,今年の研究発表大会を創立50周年記念大会と位置付けて,それと並行して創立50周年記念事業を執り行うことになりました.この記念事業は,シンポジウム,アーカイブズ,功績者表彰,出版,PICESセッションから構成します.シンポジウム,アーカイブズ,功績者表彰は,創立50周年記念大会の開催期間中に実施します.概要は以下のとおりですが,詳細については、本誌「水産海洋研究」の8月号およびウェブページをご覧ください. 水産海洋学会創立50周年記念大会
創立50周年記念シンポジウム「未来のためにー地域が抱える課題の検証ー」 アーカイブズ 功績者表彰 出版 PICESセッション |