会長 桜井泰憲
2011年3月28日
水産海洋学会松宮基金は、故松宮義晴会員の遺志を尊重して御令室からの寄附をもとに基金を2000年7月10日設立し、これまで本学会が主催する 研究集会、またはGLOBEC、 PICES等本学会の活動に関係の深い研究集会において、本学会会員が研究発表する場合、海外渡航・滞在費を補助することで、学会活動の活性化のために使わせていただきました。この基金は約10年間で22人が利用し、各若手研究者が海外で発表するに当たって経済的な援助となるだけでなく、日本の水産海洋学をアピールすることに大きく貢献してきたと考えています。しかしながら、最近松宮基金の残額が少なくなり、この基金の姿勢を受け継いで事業とすることが必要ではないかと幹事会などで意見があがりました。 そこで、常任幹事会で議論し、今回「水産海洋学会海外渡航補助事業」を特別会計の海外交流基盤強化費の一環として始めることを昨年11月の幹事会で提案し、承認されましたので、その開始を報告致します。基本的な性格は受け継いでおりますが、変更点を確認の上、積極的な活用を期待しています。