1997-2010年の記録一覧
水産海洋シンポジウム
The Japanese Society of Fisheries Oceanography Symposium



「小型浮魚類の加入過程の実態と加入量予測の現状
〜マアジ・マイワシ・カタクチイワシの例〜」

 
共 催: 水産海洋学会、日本海洋学会
日 時: 2010年3月30日 9:00-18:00
場 所: 東京海洋大学 品川キャンパス(東京都港区港南 4-5-7)楽水会館
コンビーナー:  大下誠二・塚本洋一(西水研)・杉崎宏哉(中央水研)・青木一郎(東大院農)
プログラム
 
 
挨  拶: 水産海洋学会長 桜井泰憲
9:00-9:05
趣旨説明: 大下誠二 (西水研)
9:05-9:10
1 マアジの資源動向の実態と加入量予測
座長:塚本洋一(西水研)
1) マアジの加入量予測手法に関する現状の整理
塚本洋一(西水研)
9:10-9:25
2) 東シナ海におけるマアジの初期生残過程の実態
高橋素光・佐々千由紀・塚本洋一(西水研)
9:25-9:55
3)日本海西部におけるマアジ当歳魚の分布と加入の実態
志村 健(鳥取水試)
9:55-10:25
4)モデルを用いたマアジの輸送過程の解析
山田東也(西水研)
10:25-10:55
2 マイワシ・カタクチイワシの資源動向の実態と加入量予測
座長:青木一郎(東大院農)
1) マイワシ・カタクチイワシの加入量予測手法に関する現状の整理
杉崎宏哉(中央水研)・大下誠二(西水研)
11:00-11:15
2) 太平洋海域におけるマイワシ・カタクチイワシの生残過程の実態
西田 宏(中央水研)
11:15-11:45
水産海洋学会 宇田賞・論文賞授賞式(時刻変更) →議事次第はこちら
11:45-12:00
昼食休憩: 12:00-13:45
(水産海洋学会 幹事会 12:15-13:30)(時刻変更)
座長:大下誠二(西水研)
3) 対馬暖流域におけるマイワシ・カタクチイワシの加入量予測の現状
大下誠二(西水研)
13:45-14:15
4) 瀬戸内におけるカタクチイワシの加入量予測の現状
銭谷 弘(瀬戸内水研)・塚本洋一(西水研)
14:15-14:45
5)高解像度海洋大循環モデルを用いた太平洋海域におけるマイワシ・カタクチイワシの輸送生残過程の解析
伊藤幸彦・安田一郎・西川悠(東大海洋研)・佐々木英治・笹井義一(JAMSTEC/ESC JAMSTEC/RIGC)
14:45-15:15
6)カタクチイワシの初期生残に及ぼす母性効果
米田道夫・清水昭男(中央水研)北野 載・松山倫也(九州大学)・田中寛繁・大下誠二(西水研)
15:15-15:45
3 総合討論 座長:大下誠二・塚本洋一(西水研)・杉崎宏哉(中央水研)・青木一郎(東大院農) 15:45-16:45
2010年度通常総会(シンポジウムに引き続き開催) 17:00-18:00
開催趣旨:
 日本の水産資源研究は、長年にわたり多大な労力を投入して現場海域における資源量調査と海洋環境調査に基づき主要魚種の資源評価と漁海況予測を行っている。この間に、多くの魚類資源が顕著な資源変動を繰り返していることが定量的に記載され、資源変動と環境変動との関連が明らかになってきた。また、コンピューターの計算能力の急速な発展に伴い、膨大な環境と資源の現場データをもとにした資源変動メカニズムの解明と資源の動向を予測するモデルの開発が進んでいる。
 このシンポジウムでは、沿岸から沖合まで様々な現場観測により得られた主要浮魚種の資源動向の実態とあわせて、これに対応する加入量モデルへの応用例を紹介し、加入過程の実態および加入量予測に関する研究の現状と今後の方向性に関して議論したい。