2007年度九州沖縄地区合同研究集会「沿岸海洋モニタリングの現状と課題」
日 時: 2007年12月6日(木)9:50〜16:55
会 場: 独立行政法人水産大学校 水産情報館
共 催: 水産海洋学会・日本海洋学会西南支部・海洋気象学会・(独)水産大学校
コンビ−ナ−: 滝川哲太郎・鬼塚 剛(水大校)


 
趣旨説明: 滝川哲太郎・鬼塚 剛(水大校)
09:50〜10:00
司会進行:滝川哲太郎
1.Climatology of Air-Sea Interaction and Atmospheric Convection over the Kuroshio in the East China Sea
Fernando Racasa Cada and Momoki Koga (Ryukyu Univ.)
10:00〜10:20
2.九州西方海域での海面水温と海面水位の変化について
川江 訓(長崎海洋気象台)
10:20〜10:40
3.黒潮の変動が九州・沖縄沿岸域へ与える影響
−フェリーや定点モニタリング結果から−
種子田 雄(西海水研)・下條 武(沖縄水海研セ)・田中耕治(鹿児島水技開セ)・森永健司・中川倫寿(西海水研)
10:40〜11:00
(休憩:11:00〜11:15)
4.対馬海峡域での表層水温・塩分モニタリング
千手智晴・松野 健(九大応力研)
11:15〜11:35
5.定期旅客船による山口県沖合海域の表層水温観測
渡辺俊輝(山口水研セ)・千手智晴(九大応力研)
11:35〜11:55
6.台風通過時に対馬海峡蓋井島で観測された水温低下現象
滝川哲太郎・竹内謙介・淺田里恵(水大校)
11:55〜12:15
7.東シナ海における海岸漂着ゴミ予報実験:漂流・漂着ゴミの空撮と定量化手法の検討
馬込伸哉(産総研)・日向博文(国総研)・清野聡子(東大院総合文化)・小島あずさ(JEAN)・高橋 暁(産総研)・磯辺篤彦(九大院総理工)
12:15〜12:35
(休憩:12:35〜14:00)
司会進行:鬼塚 剛
8.【招待講演】沿岸海域の物質循環研究におけるモニタリングデータの利用
山本民次(広大院生物圏科学)
14:00〜14:30
9.浅海定線調査データをどう読むか−有明海における海洋モニタリング−
速水祐一・山口創一(佐賀大有明プロ)
14:30〜14:50
10.現場と衛星データによる対馬海峡周辺のクロロフィルaの変動
牧野高志(長大院生産)・石坂丞二(長崎大水産)・広瀬直毅・松野 健(九大応力研)・Sinjae Yoo (KORDI)・Jisoo Park (KORDI)・長谷川徹・西内 耕(西水研)
14:50〜15:10
(休憩:15:10〜15:25)
11.衛星情報を利用した赤潮モニタリングの可能性
和西昭仁(山口水研セ内海)
15:25〜15:45
12.筑前海域および長崎県形上湾におけるクロロフィルの連続測定
榎本剛志・松本和剛・早川康博(水大校)・渡辺大輔(福岡水海技セ)
15:45〜16:05
13.日本海西部海域における底魚資源のモニタリング−水温変動との関連−
今井千文(水大校)
16:05〜16:25
総合討論 16:25〜16:55
座長:滝川哲太郎・鬼塚 剛(水大校)
開催趣旨:
 沿岸浅海域は,陸域と外洋そして大気の変化を強く受ける海域である.西日本の沿岸・内湾域に着目すると,有明海や周防灘などの多くの海域で赤潮や貧酸素水塊等の海洋環境問題を抱えている.また,沖合を流れる黒潮や対馬暖流からは,外洋水の侵入や外洋擾乱が沿岸域に到達する.このような沿岸域の様々な時空間スケールの現象を解明するために,個々の研究機関等では,定点連続観測や定線定期観測等のモニタリングが行われている.本研究集会では,九州沖縄地区で行われている沿岸海洋モニタリングの情報を持ちより,その調査・研究の結果について理解を深める場とするだけでなく,モニタリングの現状の問題点・課題を取り上げ,今後の方向性を議論する.