水産海洋地域研究集会
第 29 回「相模湾の環境保全と水産振興」シンポジウム
水産海洋学会
共 催: 水産海洋学会
(財)相模湾水産振興事業団
小田原市
協 賛: 豊かな海づくり小田原地域大会実行委員会
日 時: 2005年10月14日(金) 09 時 30 分 - 14時30分
開催場所: 小田原市中央公民館大ホール
コンビ−ナ−: 平野 敏行(東大名誉教授),岡 彬 (神奈川水技セ),
平元 貢((財)相模湾水産振興事業団),岩田 静夫(JAFIC)


 
開会のことば:三留 和男  ((財)相模湾水産振興事業団)
09:30 - 10:00
挨  拶:
渡邊 良朗 (水産海洋学会長)
小澤 良明 (小田原市長)
武井 正 ((財)相模湾水産振興事業団)
話  題:
座 長:鈴木 秀弥(元水工研),石戸谷 博範(神奈川水技セ相模)
㈵部:黒潮大蛇行と相模湾の漁海況
10:00 - 12:00
1 黒潮大蛇行の形成・維持と沿岸域への影響について
川辺 正樹(東大海洋研)
10:00 - 10:40
2 現場からの報告:黒潮大蛇行期における相模湾の漁海況の推移
10:40 - 12:00
(1)河川系水の拡散状況と沖合の海況変動    
岩田 静夫(JAFIC)・松下 訓(国土環境)・樋田 史郎(神奈川水技セ)

(2)定置網の漁況      
木下 淳司(神奈川水技セ相模)・小境 昭彦(静岡水試伊豆)

(3)イワシ類の漁況          
舩木 修(神奈川水技セ)
座 長:岡 彬(神奈川水技セ),川原 浩(神奈川水技セ相模)
㈼部:水産資源の管理と培養
13:00 − 14:00
1 沿岸漁業資源の現状と動向
西田 宏(中央水研)
13:00 - 13:40
2 相模湾におけるヒラメ資源の培養と管理について
一色 竜也(神奈川水技セ)
13:40 - 14:00
総合討論  平野 敏行(東大名誉教授)
14:00 - 14:30
閉会のことば:  池田 利男((財)相模湾水産振興事業団)
開催趣旨:
 黒潮流路は,2004年7月下旬から14年振りに直進型から大蛇行型に変わった.大蛇行型流路になると,黒潮が相模湾に接近するため湾内外の海況はその影響を強く受ける.
 第㈵部では,緊急話題として黒潮大蛇行の形成とその特徴,2005年3月後半からのマアジの好漁,17年振りに湾西部定置網への約6000尾のブリ入網などにみられる漁況の変化をとりあげ,黒潮大蛇行と相模湾および周辺海域の漁海況との関わりについて検討する.
 第㈼部では,今年の11月に神奈川県で開催される第25回全国豊かな海づくり大会の実施方針の第1に掲げられている「水産資源の維持培養」に因んで,沿岸水産資源の動向と相模湾における栽培漁業の現状について理解を深め,資源維持に寄与する栽培漁業の可能性について考える.