衛星リモートセンシング漁業・水産ワークショップ in 広島
−瀬戸内海における「だいち」(ALOS)等の養殖・藻場・赤潮等への活用方法を探る−
日 時: 2008年10月14日(火) 13:00〜17:30
会 場: RCC文化センター(広島市中区橋本町 5-11)
共 催: (独)宇宙航空研究開発機構/水産海洋学会/(財)リモート・センシング技術センター/衛星リモートセンシング推進委員会漁業・水産ワーキンググループ
後 援: 広島県/(独)水産総合研究センター/広島県漁業共同組合連合会/広島市漁業共同組合/(社)日本リモートセンシング学会/(社)日本写真測量学会/ALOS利用協議会
コンビーナー: 稲掛 伝三(水研セ中央水研),渡辺 康憲(水研セ瀬戸内水研),米司 隆(広島総技研・水海技セ),山崎 孝(JAXA)


 
司 会: 為石 日出生(JAFIC)・菊池 隆展(愛媛水研セ)
開 会
13:00〜13:25
あいさつ: 坂田 俊文(衛星リモートセンシング推進委員会 委員長)
       玉井 恭一(瀬戸内海区水産研究所 所長)
       渡邊 良朗(水産海洋学会 会長)
趣旨説明: 稲掛 伝三(中央水研 漁業・水産WG主査)
報 告
13:25〜13:45
「だいち」(ALOS)が見た瀬戸内海
山崎 孝(宇宙航空研究開発機構)
基調講演
13:45〜14:15
衛星画像で見る瀬戸内海の海水交換と海況変動 −漁業への影響−
藤原 建紀(京大)
セッション1  「だいち」(ALOS)の沿岸漁業・養殖業への利用
14:15〜15:35
「だいち」を用いて備讃瀬戸北部ノリ漁場への河川水の影響を捉える
高木 秀蔵(岡山水試)
藻場・干潟調査への利用の可能性
吉松 定昭(香川水試・赤潮研)
リモートセンシング画像による藻場分布把握技術の開発
宮野 忠文(広島総技研・西工技セ)
衛星画像から見た広島湾の漁場環境とカキ養殖
濱本 隆之(広島市漁協組合)
休 憩
15:35〜15:45
セッション2  衛星情報を利用した赤潮モニタリングの可能性
15:45〜16:45
山口県海域における赤潮モニタリングへの衛星情報の活用
和西 昭仁(山口水研セ)
大分県沿岸域におけるリモートセンシング技術を用いた赤潮監視の試み
宮村 和良(大分農水研セ・水試)
日本海西部における外洋性赤潮モニタリング
−衛星画像・現場調査・数値計算を組み合わせた取り組み−
宮原 一隆(兵庫水技セ・但馬水技セ)・渡辺 秀洋(鳥取栽培セ)・
勢村 均・堀 玲子(島根水技セ)・鬼塚 剛(水大校)
総合討論
「だいち」等の衛星の瀬戸内海漁業・水産への活用方法を探る
16:45〜17:30
座長:稲掛 伝三(水研セ中央水研)・渡辺 康憲(水研セ瀬戸内水研)
閉会挨拶  山崎 孝(宇宙航空研究開発機構)
17:30
開催趣旨:
 国産衛星による地球観測が開始されて23年,地球観測衛星「だいち」(ALOS)が打ち上げられて約2年半が経過した.この間,多くの地球観測衛星が水産研究に応用され,漁業者等にも利用されている.一方,瀬戸内海は古くから交易の大動脈として,また豊かな漁場としてその役割を果たしてきたが,高度経済成長期以降,経済活動と漁業活動とが高度に共存する場として発展し今日に至っている.しかし,これまでリモートセンシング技術の瀬戸内海の水産分野への利活用に関する総合的な検討は行われてこなかった.そこで,瀬戸内海を中心とした海域において,「だいち」等の人工衛星で捉えられる赤潮,藻場・干潟,養殖場などの把握の実例や応用研究を紹介し,閉鎖性が高くかつ多様な環境を有する瀬戸内海において,リモートセンシング技術の果たす役割やその利活用のさらなる可能性について議論する.
衛星リモセン委員会ホームページにもご案内(会場へのアクセスなど)がありますのでご利用下さい。