第 31 回「相模湾の環境保全と水産振興」シンポジウム
−海洋環境・生態系モニタリングの現状・課題と今後の方向について−
共 催:
水産海洋学会、(財)相模湾水産振興事業団、小田原市
日 時:
2007年10月10日(水) 09:30〜15:00
会 場:
小田原市生涯学習センター「けやき」(旧中央公民館)ホール
コンビーナー:
平野 敏行(東京大学名誉教授)、今井 利為(神奈川水技センター)、 平元 貢((財)相模湾水産振興事業団)、岩田 静夫(JAFIC)
開会のことば
09:30〜10:00
篠田 厚((財)相模湾水産振興事業団)
挨拶
渡邊 良朗(水産海洋学会長)
小澤 良明(小田原市長)
武井 正((財)相模湾水産振興事業団)
話 題
座長:
鈴木秀彌(元水工研)・岩田静夫(JAFIC)
1. 相模湾および周辺海域における沿岸漁海況の短期予報に関する共同研究
萩原 快次(静岡水技研)
10:00〜10:20
2. 相模湾および周辺海域の高精度海況日報の特徴と活用
謝 旭輝・岩田 静夫(JAFIC)
10:20〜10:50
3. 相模湾および周辺海域の急潮のモニタリングと予報
石戸谷 博範(神奈川水技セ相模湾)・長谷川 雅俊(静岡水技研伊豆)
10:50〜11:30
昼 食(11:30〜12:40)
座長:
今井利為(神奈川水技セ)・川原 浩(神奈川水技セ相模湾)
4. 下水処理水の沿岸海況と海洋生物の影響に関わるモニタリング
松下 訓・水谷 眞智子(海域放流検討委員会事務局)
12:40〜13:10
5. 試験研究機関における海洋環境・海洋生物のモニタリングの現状と課題
山田 佳昭(神奈川水技セ)
13:10〜13:40
6. 海洋情報に対する漁業者からの意見
杉本 隆成(東海大海洋)
(1)シラス船曳き漁業者
(2)定置網漁業者
(3)刺網漁業者
13:40〜14:25
7. 総合討論
平野 敏行(東京大学名誉教授)
14:25〜15:00
閉会のことば
杉山 武((財)相模湾水産振興事業団)
開催趣旨:
第30回シンポジウムにおいて海洋や河川流域の環境監視を継続する必要のあること、高波や沿岸急潮などの現象の監視・予測と防止対策が必要であることが指摘された。都市近郊を抱えている相模湾は、本来の相模湾内水とは水質が異なる都市排水、工場廃水などが流入するために海洋環境・生物資源の変動に関わる影響調査を定期的に行う必要がある。今回のシンポジウムでは、河川流域を含めた湾内海洋環境ならびに生物資源の変動について、その調査研究に不可欠なモニタリングの重要性と現状を踏まえて今後の展望について議論する。