1997-2004年の記録一覧
2004年 水産海洋シンポジウム
The Japanese Society of Fisheries Oceanography Symposium

「過去1世紀の水産海洋データの発掘と利用」
Restoration and application of Japanese archival fisheries oceanographic data from the 20th century
 
コンビーナー: 友定 彰(MIRC)・花輪公雄(東北大)・阿部篤史(科学技術振興機構)・入江隆彦(日水研)・谷津明彦(中央水研)
日 時: 2004年12月5日(日)09:30 - 16:45
場 所: 東京海洋大学品川キャンパス楽水会館
プログラム  
 
 
09:30 - 09:45 挨 拶: 水産海洋学会長
  趣旨説明: コンビーナー

座 長 友定 彰(MIRC)
09:45 - 10:15 1. 海洋データベースの構築の意義
    花輪公雄(東北大学)
10:15 - 10:45 2. 神戸コレクションデータ発掘とデータベースの構築
    岡田弘三(日本気象協会)

座長 花輪公雄(東北大学)
10:45 - 11:15 3. JODC(日本海洋データセンター)が運用するデータベースとGODAR(海洋データ発掘救済)の取り組み
    佐藤 敏(JODC)
11:15 - 11:45 4. 北海道水試のデータ発掘
    田中伊織(北水試)
  昼食


「水産海洋データベース」

座長 入江隆彦(日水研)
13:00 - 13:15 5. データベースの目的,概要,利用法
    石田行正(中央水研)
13:25 - 13:50 6. 定地水温・神戸コレクションの水産への応用
    能登正幸(中央水研)

座長 秋山秀樹(中央水研)
13:50 - 14:15 7. 物理データの内容・利用・将来展望
    渡邊朝生(中央水研)
14:15 - 14:40 8. プランクトンデータの内容・利用・将来展望
    木立 孝
14:40〜15:00 休憩

座長 宮地邦明(中央水研)
15:00 - 15:25 9. 卵・仔稚魚データの内容・利用・将来展望
    大関芳沖(中央水研)
15:25 - 15:50 10. 浮魚類の生物データの内容・利用・将来展望
    谷津明彦(中央水研)
15:50 - 16:15 11. 水産海洋データベースへの期待
    長島秀樹・根本雅生(海洋大科学)
16:15 - 16:45 12. 総合討論(進行 友定 彰(MIRC))


開催趣旨

 我が国のみならず世界的な規模で、温暖化等の地球環境変化が海洋環境、海洋生物に与える影響を明らかにすることが求められている。そのためには過去データを掘り起こして、できるだけ長期間のデータセットを整備する必要がある。近年,海面水温の過去データに関しては神戸コレクションのデータベース化が進められ,これに基づく水産海洋学的研究も開始されはじめた.一方,明治・大正時代から水産研究所や水産試験場等が調査収集してきた、日本周辺海域の海洋環境、卵・稚仔・プランクトンデータ及び浮魚類の魚体測定データが紙ベースで保管されていた。中央水産研究所と科学技術振興機構(JST)は共同でそれらのデータベース化を実施し、「水産海洋データベース(仮称)」として公開が予定されている。そこで,本シンポジウムでは,神戸コレクション,水産海洋データベースなどの具体例に基づき,過去データの発掘・データベース化の意義と今後の研究利用可能性などに焦点をあてて論議する.
 

2004年 水産海洋シンポジウム
The Japanese Society of Fisheries Oceanography Symposium

1998年に日本周辺でレジームシフトは起こったか?
Had The Regime Shifted in 1998 around Japan?
シンポジウムの講演要旨は こちらからダウンロード して下さい
 
主催: 水産海洋学会
共催: 日本海洋学会
日時: 2004年3月31日(水) 9時30分〜16時30分
会場: 東京海洋大学 品川キャンパス 大講義室
コンビーナー: 齊藤誠一(北大院水産) ・ 谷津明彦・中田 薫(中央水研) ・
千葉早苗(地球フロンティア)
挨  拶: 松山優治
趣旨説明: 谷津明彦
I.物理から  座長:齊藤誠一 9:40-10:50
  • 1998/99年のシフト?の構造と可能な解釈    見延庄士郎 (北大院理)
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  • 海面水温で検出した20世紀のレジームシフト 花輪公雄・安中さやか(東北大院理)
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  • 西部北太平洋の海洋表層の経年変動    渡邊朝生 (中央水研)
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  • 日本海対馬海流域におけるレジームシフトの可能性   千手智晴 (九大応力研)
II.低次生産から  座長:中田 薫 10:50-12:20
  • 衛星から見た北西太平洋における基礎生産の時間変動
    亀田卓彦(遠洋水研)・石坂丞二(長崎大水産)
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  • 衛星マルチセンサー観測による北太平洋の低次生産変動解析 
    笹岡晃征(宇宙航空研究開発機構)
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  • 親潮域におけるNeocalanus属カイアシ類現存量の長期変動と気候変動との関係
    田所和明・千葉早苗(地球フロンティア)・小埜恒夫(北水研)・緑川 貴(気象庁)・杉崎宏哉(東北水研)・才野敏郎(名古屋大・地球フロンティア)
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  • 黒潮内側域の生物生産     日高清隆(中央水研)
  • レジームシフトおよびENSOによる日本海南部での低次生産の変動 
    山田圭子・石坂丞二(長崎大水産)・千葉早苗(地球フロンティア)
  • 九州北西部でみられた大型褐藻類の衰退と近年顕著になったその他の特徴 
    桐山隆哉(長崎水試)・吉村 拓(西水研)・四井敏雄(前長崎水試)
III.高次生産から 座長:千葉早苗・谷津明彦 13:30-15:45
  • 1998年にレジームシフトは起こったのか?:伊勢湾のイカナゴ資源における検証 
    山田浩且(三重科技セ水)・冨山実(愛知水試漁生研)・中田 薫(中央水研)
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  • 1998年におけるスルメイカ資源の減少とその後の変化 
    木所英昭(日水研)・森 賢(北水研)・後藤常夫(日水研)
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  • 1990年代後半に対馬暖流域の浮魚にレジームシフトはあったのか?   大下誠二(西水研) 
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  • 黒潮親潮域の浮魚類の資源変動とレジームシフト 谷津明彦(中央水研)・上野康弘(東北水研)
  • 北海道周辺海域底魚資源の環境応答の複雑性    西村 明・八吹圭三・濱津友紀(北水研)
  • かつお・まぐろ類の資源変動とレジーム・シフト  
    稲掛伝三・植原量行・山田陽巳・魚〓浩司・小倉未基(遠洋水研)
  • 本州太平洋北部および日本海北部における底魚類の資源変動 二平 章・高橋正和(茨城水試)
  • 西部北太平洋における浮魚類−北星丸データより
     山口 篤・目黒敏美・梶原善之・高木省吾・亀井佳彦・坂岡桂一郎(北大院水産)
  • 陸奥湾におけるヤナギムシガレイの年齢組成とレジームシフトの関係
    高津哲也・伊村一雄(北大院水産)
IV.総合討論  座長:友定 彰・桜井泰憲 16:00-16:30