2012年度春季水産海洋シンポジウム

ミズクラゲ・エチゼンクラゲの大発生:機構の解明から予測・制御・対策に向けて
日 時: 2012年3月30日(金) 9:15-17:00
場 所: 東京海洋大学 白鷹館
共 催: 水産海洋学会・日本水産学会・日本海洋学会
コンビ−ナ−: 上 真一(広大院生物圏)・中田 薫(水研セ)・神山孝史(水研セ・東北水研)・石井晴人(海洋大科)


 
開会
9:15
挨拶: 桜井泰憲(水産海洋学会会長)
9:15-9:20
趣旨説明:上 真一(広大院生物圏)
9:20-9:30
第T部 ミズクラゲ・エチゼンクラゲの大発生機構の解明
座長:中田 薫
1.ミズクラゲのポリプからメデューサに至る個体群動態
○真壁竜介・栗原拓也・高尾真理子・上 真一(広大院生物圏)
9:30-9:55
2.宇和海・伊予灘のミズクラゲ大量発生・集群機構
○武岡英隆(愛媛大沿岸セ) ・藤井直紀(佐賀大低沿セ)・
兼田淳史(福井県大海洋生資)
9:55-10:20
3.東京湾のミズクラゲ発生機構とポリプの動態
○石井晴人・盛満 亮(海洋大科)・野方靖行・遠藤紀之(電中研)・
保田 章(海洋プランニング)
10:20-10:45
4.ミズクラゲ発生機構と食物連鎖構造
○神山孝史(水研セ・東北水研)
10:45-11:10
水産海洋学会 宇田賞・論文賞授賞式
11:10-11:30
昼食休憩(水産海洋学会 幹事会)
11:30-13:00
5.大発生をもたらすエチゼンクラゲの再生産特性
○大津浩三(島根大臨海)・池田英樹・河原正人・上 真一(広大院生物圏)
13:00-13:25
6.エチゼンクラゲの代替としての有明海のビゼンクラゲの生態特性
岡 慎一郎(水研セ・西海水研)
13:25-13:55
第II部 ミズクラゲ・エチゼンクラゲの発生予測・制御・対策
座長:神山孝史(東北水研)
7.ミズクラゲポリプの化学的制御
○野方靖行・遠藤紀之・坪野考樹(電中研)・石井晴人(海洋大科)
13:55-14:15
8.ミズクラゲポリプの微生物学的制御
○浜崎恒二・都丸亜希子・多田雄哉・神谷英里子(東大大気海洋研)・
谷口亮人(近大院農)
14:15-14:35
9.ミズクラゲ・エチゼンクラゲの天敵による生物学的制御
○上 真一・高尾真理子・大川内浩子・河原正人(広大院生物圏)
14:35-14:55
−休  憩−
14:55-15:05
座長:石井晴人
10.初期生態と物理場に基づくミズクラゲ発生予測
○豊川雅哉(水研セ・西海水研)・青木一弘・清水 学(水研セ・中央水研)
15:05-15:30
11.魚類競合者との相互関係に基づいたミズクラゲの発生予測
○亘 真吾(水研セ・瀬戸内水研)・白木谷卓哉 (愛知水試)・銭谷 弘(富山水研)・
河野悌昌・小畑泰弘(水研セ・瀬戸内水研)
15:30-15:50
12.クラゲ食性魚類の捕食活動によるエチゼンクラゲの発生制御
○益田玲爾・宮島悠子(京大舞鶴水産)
15:50-16:10
13.エチゼンクラゲ大発生の早期予測と改良定置網の開発による対策
○上 真一・池田英樹・高尾真理子(広大院生物圏)・松下良介(ホクモウ)
16:10-16:30
14.総合討論(座長:上 真一)
16:30-16:55
閉会  上 真一(広大院生物圏)
16:55
2012年度水産海洋学会通常総会
17:00-18:00
 
開催趣旨:
 日本周辺海域でのミズクラゲやエチゼンクラゲの大発生に代表されるように、クラゲ類の増加 や大発生・異常発生の頻発化が世界規模で進行している。クラゲ類大発生は、漁業、臨海発電 所の操業、観光業などの経済活動への直接的なインパクトだけでなく、海洋食物連鎖構造を変 化させ、魚類生産を低下させ、不毛の海への連鎖を引き起こす。農林水産技術会議プロジェク ト研究:環境変動に伴う海洋生物大発生の予測・制御技術の開発:クラゲ類の大発生予測・抑 制技術の開発(プロジェクト名:STOPJELLY、期間:2007〜2011 年度)において、全国のクラゲ 研究者が結集し、1)ミズクラゲやエチゼンクラゲが大発生を頻発するに至った機構や原因を解 明し、2)大発生の兆候などを早めに掴んで発生規模を早期予測し、3)クラゲ類個体群の抑制 技術の開発を行うことを目的として取り組んだ。特に、クラゲ大発生の予測や制御は世界に先 駆けた取り組みである。本シンポジウムは、このプロジェクトで得た成果を主体に構成されてい る。クラゲの海から魚類生産の持続する豊かな海への回復方策について論議したい。